Vision

常に学校のニーズを考え、現場に寄り添ってきた

創業は2000年、「これからは学校にもインターネットの波が来る」と考え、オンラインを通して入試の出願などができるシステムを開発し、特許を申請しました。しかし、まだホームページを持つ学校が少ない時代。周りからは時期尚早だという声もありました。実際、このシステムは収益にはならず、それでもいくつかの私立学校のホームページやパンフレットなどの広報物を制作していました。

転機は、ある私立学校の団体が設けているポータルサイトの作成を手掛けたことです。これにより、私立学校への窓口が大きく広がりました。多くの学校様とコミュニケーションをとる中で、生徒募集や経営に関する相談をされる機会が増え、手探りながらも学校の改革支援事業も始めました。いくつかのプロジェクトを成功させるなかで、会社としての基盤が固まりだし、学校からの信頼を築いていきました。

学校改革の支援を行う中で、改革の要は人材であるという思いが強くなり、教職員を対象とした人材サービスを始めました。

さらに、受験生・保護者と学校の接点にも着目し、受験生たちが進路選択で必要な学校を手軽に入手できるように、メディア部門を立ち上げました。高校受験の情報誌などの紙メディアからスタートし、現在はWEBメディア・マーケティングメディアへと進化を続けています。

社員たちの努力とこれまでの施策の積み重ねにより、会社は成長し続けています。

ユーザーにとことん向き合い、生の声を伝え続ける

私たちは検索するだけでは得ることが難しい生の声や情報をキャッチし、伝えることを大切にしています。例えば、教員志望者が学校を選ぶ際、知名度や偏差値の高さから「この学校はよい」と判断することがあります。しかしそれはその方の働きやすさとはつながらないことが多いです。また、学校側の求める人物像、給与、教職員や子どもたちの様子などの情報を知った上で、「ロールモデルとなる教員がいそうか」「キャリアプランが描けそうか」などが考えて就活できるとミスマッチが防げます。

しかし、実際はそのような情報が把握できないまま、教員志望者は就活をするケースが多いです。そのため、弊社担当者は多くの学校を訪問して、採用担当者から直接話を伺い、そこで得た情報を教員志望者に詳細に伝えています。

給与や立地などの条件面はもちろん、彼ら彼女らの「学校で働きたい」という気持ちはどこからきているかをとことんヒアリングし、教員志望者と学校側の相互理解が進むよう努めています。キャリアビスタのサービス「教員人材センター」を利用された方が、入職後に活躍している話を聞くと嬉しくなりますね。

社員自身も自分のキャリアを考えて欲しい

会社が成長を続けることができた理由は、「当たり前のことを地道に積み重ねている」からです。学校に関わる仕事は企業とは異なる慣習が多いです。また、学校ごとに意思決定で重視する点も変わります。教員志望者もその人その人で重視することは異なりますし、状況の変化で考え方が変わることもあります。そのため、正確なPDCAができなければ難しいです。社員たちは朝礼やミーティングなどを通して、日々の状況の共有を行います。またデータベースで情報共有もしています。

私は社員の成長が会社の発展につながると考えています。そのため人材育成にも力を入れており、手厚い研修体制が自慢です。研修や日々の仕事を通して、社員一人ひとりが自分で考えて行動できるようになることが大切です。そのため、管理職が見守る部分と手を離す部分の見極めが肝心だと考えています。また、フィードバックが重要と考えており、行動と実績の評価を迅速に行っています。

キャリアパスは大きく2通りです。1つ目は管理職として組織のマネジメントに関わるコース、2つ目は専門職としてその道を極めるコースです。自分の志向に合ったコースを選べるので、目標を達成しやすくなり、やりがいを感じやすい環境だと思います。

一歩先を考え、業界にとらわれない視野で教育の発展に貢献したい

今後の目標は、私たちのサービスを全国展開させることです。

さらに教職員人材サービスを担うキャリアビスタでは、教員志望者と学校のマッチングサービスのほかに、学校側の人事や採用の支援も行っていきます。また現在は、中学と高校が主な対象ですが、今後は保育園、小学校、大学にも拡大したいと考えています。

またWEBを利用した教員と学校のマッチングサービスも考えています。現在、教員の選考は学校側が一方的に行っています。しかし、それだけでは採用に限界が来る可能性があります。教員志望者はプロフィールや模擬授業、過去の論文を、学校側は職員室の様子やロールモデルの職員の動画をアップするなど、お互いにプレゼンテーションできる場を作れればいいですね。情報を共有することで、お互いがより納得できるマッチングになると思います。

メディア部門では、単なる情報提供に留まらないマーケティングメディアを作りたいと思っています。ビッグデータを活用し、戦略的に問題点にアプローチできるメディアを作っていきたいです。そして、教員志望者や学校だけではなく、受験生や保護者にも役立ててもらえるサービスも提供したいと考えています。

私たちは「Craft Careers」「Close Together」の2つを掲げています。子どもたちにとって学校は将来に影響を与える場であることはもちろん、教職員や保護者にとっても自身を成長させる場です。そんな場所である学校、教員志望者、生徒や受験生、保護者のニーズに寄り添って、キャリア形成や問題解決ができる企業として、これからも社会に貢献していきたいです。

就職活動では、今までの自分の経験に沿って会社を探すケースが多いかと思います。
その考えはもちろん大切です。しかし、新しい世界へチャレンジしようという気持ちも必要です。
社内では全く異なる業界出身の方も活躍しています。入社後の研修プログラムもありますし、仕事をしていく中で、上司・同僚からフィードバックもあります。
社員には、キャリアアップとウェルビーイングを両立してほしいと考えています。人材育成体制や社内の組織体制も、一人ひとりがやりたいことを追求できる環境作りを意識しています。そして、休みが取りやすかったり、在宅勤務ができたり、サスティナブルに働ける制度も整えていきます。

私が社員採用をする上で最も重視するのは「誠実な人間」であること。そして、「Craft Careers」「Close Together」のビジョンに共感し、主体的に動ける方と一緒に働きたいですね。共に成長していきましょう。

会社の強みとは

教員と私立学校の橋渡しを通じて、日本の未来を担う人材の育成に貢献する

株式会社キャリアビスタ
小林 正明

会社の強みとは

人気サイトから集まる情報を活用したピンポイントのマーケティングで私立学校の信頼を集める

株式会社リヴィジョン
新田 匡