Staff Story 1

私立学校と教員志望者のWin-Winを実現する

Y.H さん

2018年入社事業推進部人材支援課主任

大学卒業後、スポーツ用品店の販売員として働く。2018年に入社し、現在は事業推進部人材支援課主任。

異業種からの転職を決意させて学校への思い

大学卒業後はスポーツ用品店に就職し、販売員として働いていました。接客は楽しかったものの、いくら頑張っても、店舗全体の売上が良い店舗の販売員の方が賞与は多く、個人の頑張りが評価されない仕組みに疑問を抱きました。人材エージェントに相談したところ、「営業が向いているのではないか」と指摘され、営業職の求人を探すなかでリヴィジョンに出会いました。

私は学生時代、卓球に打ち込み、インターハイにも出場しました。学校にはとても思い入れがあり、学校があったからこそ今の自分があると思っています。だから、教員を支援するリヴィジョンに目が留まったのかもしれません。入社後は、キャリアビスタ事業部人材支援課で、私立学校と教員志望者のマッチングを行っています。

入社後、最も苦労したのは業界用語を覚えることですね。私立学校の教員の働き方には、専任教諭、常勤講師、非常勤講師の三種類があると知らず、教員は全員同じ雇用形態だと思っていました。最初は上司が担当している私立学校に同行して、営業の仕方を学ぶのですが、学校で使われている言葉がまったくわからず、一つひとつ覚えていきました。

昇格したのに目標達成できない歯がゆさから気づきを得る

一人で営業するようになってから、約30校の私立学校を担当し、1校に対し2ヶ月に1回は訪問して関係性を深めていくように心がけています。前職は接客だったので、お客様が来店されるのを待つ姿勢で仕事をしていましたが、今の仕事は自分からアクションを起こして案件を取りに行きます。楽しいですね。

2年目は売上を上げる楽しさを覚え、目標も達成できました。そのため、主任に昇格したのですが、3年目は目標を達成できませんでした。主任なのに達成できない自分が情けなくて……。振り返ると、1年目も2年目も行き当たりばったりでやっていたものの、たまたまうまくいっていただけに過ぎないと気づきました。そのため月初に、現状の売上と今後の見込み、目標を比較して足りない分を計算し、目標達成に向けた動きを考えるようにしました。この気づきは大きかったです。

2022年には売上を上げるために、新たな提案をしました。取引先の私立学校から、常勤の教員が必要になったと相談がありました。教員を派遣する場合、授業をしつつクラス担任を持つ常勤か授業のみ行う非常勤のどちらかです。年度の途中だったため、常勤で働ける登録者がいませんでした。そこで、上司と相談し、新たな料金体系で授業を受け持たない教員の派遣を提案。この教員は、クラス担任や副担任、部活動など、授業以外であれば対応可能です。派遣先で授業を行うには中高の教員免許が必要でしたが、この方法なら高校の教員免許しか持っていない人でも働けます。取引先にも派遣したスタッフにも喜んでもらえて、Win-Winとなりました。

取引先からの褒め言葉は「Y.Hさんはうちの人事課」

当社の強みは訪問を大事にしていること。訪問により、相手を良く知ることができ、合った人材を紹介できます。「Y.Hさんはうちの人事課だね」と褒めてくれた取引先もあります。

私立学校だけではなく、教員志望者にも喜んでもらえるのが当社の仕事です。今まで出会った人の中には、教員を志望していたものの採用試験に受からず、コンビニで店長をしていました。私立学校は多忙ゆえに未経験者を育てる余裕がなく、未経験者が採用されるにはハードルがあります。しかし私は面談をするなかで、店長としてスタッフを指導した経験やマルチタスクに慣れている点は、アピールポイントになると感じました。そこで、私立学校を紹介して、まずは派遣として働くことを提案。そこで働いた経験が評価され、次は専任の教員として採用が決まりました。「Y.Hさんのおかげで夢だった教員になれました」と言われて、うれしかったですね。

現在は主任として3人の部下を指導しています。最初は部下から報告を受けてもうまく指導ができず戸惑いました。訪問件数や紹介件数などを数字で報告してもらい見える化したことで、的確なアドバイスをしやすくなり、目標達成にもつながりました。1年後に部下たちが成長したと言えるように、私自身頑張っていきたいですね。